寒天E406を使ったビーガングミの作り方 - レシピと手順
ヴィーガン・グミの作り方
1.背景
消費者は製品に含まれる原材料の出所にますます関心を寄せており、より環境に優しい原材料は、内外を問わず消費者にとって魅力的なものとなっている。
近年、植物性の概念が様々な分野に浸透しており、その中で植物性グミ、特にビーガングミが各方面から注目されている。
2.グミベア
ドイツで最も有名なお菓子といえば、グミは外せない。2020年に ハリボーグミを発明し、専門に製造してきた同族会社が、創業100周年を迎える。
同社の宣伝文句「"Haribo macht Kinder froh"(ハリボーは子どもたちを幸せにする)」は、ドイツではすっかり定着し、現在では子どもたちだけでなく、大人もそのフレッシュでフルーティーな風味と噛みごたえのある食感に魅了されている。
ハリボーはヨーロッパに10以上の工場を持ち、その製品は100カ国以上で販売されている。ドイツだけでも、ハリボーは300種類以上のキャンディーを生産しており、フルーツグミ市場の60%近くを占めている。それでも、グミの地位を揺るがす製品は他にない。
さらに、動物の骨から作られるゼラチンの代わりにペクチンを使い、グミの弾力性を保ったベジタリアン仕様のグミもある。
- 今日は、寒天を使ったビーガングミの作り方に焦点を当てよう。
3.ビーガングミベアの作り方
3.1 レシピ
推奨成分 | パーセント |
寒天パウダー | 3.2 |
精製ローカストビーンガム | 0.8 |
蒸留水A | 30 |
精製グラニュー糖 A | 4.0 |
蒸留水B | 8.0 |
精製グラニュー糖B | 32 |
ソルビトールパウダー | 3.0 |
グルコースシロップ 85ブリックス | 14.5 |
蒸留水 C | 2.0 |
クエン酸パウダー | 1.2 |
食品用エッセンシャルオイル | 1.3 |
コーンスターチ | 必要に応じて |
フレーバー&カラー | 味見する |
- 注:寒天パウダー800~900g/cm2が推奨され、希望する粘度やテクスチャーに応じて投与量を調整できる。
3.2 生産指示
寒天入りヴィーガングミの作り方のレシピがあるだけでは不十分で、以下の製造工程の説明も非常に重要である。
4.ビーガングミに含まれる寒天の利点
なぜビーガンのグミを作るのか?
そもそもグミがゼラチンで作られていることは周知の事実なのに、なぜ寒天でヴィーガングミを作るのか?
その主な理由は、原料ソースとグミの特性の2つだと考えている。
4.1 原産地 - 動物と植物
したがって、植物由来の市場のトレンドに対応するためには、ゼラチンを寒天、カラギーナン、ペクチンに置き換えることは避けられない。
4.2 グミの特性 - 低融点と高融点
5.ビーガングミに含まれる寒天の欠点
ヴィーガングミを作るために寒天(またはカラギーナン)を使用することは、上記のような利点があるものの、完璧ではなく、これは寒天の特性にも関係している。寒天とは?
温度だ!
一般にゼラチンは60度(70度以下)の水で加熱すれば完全に溶けるが、寒天(またはカラギーナン)は95度以上に加熱しないと完全に溶けない。間違いなく消費エネルギーは高くなるはずだ。
寒天が完全に溶けていないと、ダマや沈殿ができ、寒天のゲル特性が100%発揮されず、グミキャンディに問題が生じやすくなる。
これまでゼラチンを使ってグミを製造してきたキャンディ工場が、寒天を使ってヴィーガングミを製造したいと考えた場合、まず考慮すべきは、既存の加熱・煮沸設備がこの温度に達することができるかどうかである。
これが、これまで多くの顧客が遭遇してきた主な問題である。
- 追記:カラギーナンを使ってビーガングミを作る場合、注湯温度が低すぎるとすぐに固まってしまうので、注湯設備が条件を満たせるかどうかも考慮する必要がある。
グミの材料、レシピ、作り方についてもっと知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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